ブロック塀を作るためのルール

ブロック塀

ブロック塀はそのルールに則って作れば安全であると言われています。
そのルールは現在ふたつあり、一つは建築基準法施行令、もう一つが建築学会の基準です。

ブロック塀を作るに当たり重要なのが次のポイントです。

  • 基礎
  • 鉄筋
  • 控壁

この3点をキーワードにブロック塀を安全に作る基準をまとめていきます。

基礎

基礎-建築基準法施行令

塀の高さ 基礎根入れ 基礎高さ
(m) (mm) (mm)
1.2以下 300 350
1.4 300 350
1.6 300 350
1.8 300 350
2.0 300 350
2.2 300 350

鉄筋

鉄筋-建築基準法施行令

共通事項

四辺への配筋 壁頂、基礎、壁の端部には9mm以上の横筋を配置

端部加工 鉄筋はかぎ状におりまげ(引き抜き防止)それぞれ端部の鉄筋に引っかける

かぎ加工の省略 縦筋の基礎定着は40D以上の定着長(9mmの場合360mm)がある場合は基礎の横筋へのかぎ掛けを省ける

重ね継手の禁止 溶接など以上の強固な接合以外は鉄筋の重ね継手は禁止

塀の高さ 鉄筋径 鉄筋ピッチ (縦横)
0.2 9 800
0.4 9 800
0.6 9 800
0.8 9 800
1.00 9 800
1.2 9 800
1.4 9 800
1.6 9 800
1.8 9 800
2.0 9 800
2.2 9 800

鉄筋-建築学会基準

建築学会基準

共通事項

・D10以上の異形鉄筋

・横筋間隔は800mm以下

・横筋は横筋用ブロックに配置し、塀端部で控壁、控え柱、門柱に定着

・頂部には横筋を配置

・空洞ブロック内における縦筋の重ね継手の禁止

・縦筋の定着 基礎に定着させ壁頂横筋に余長4D以上で180度フックで鍵かけ、90度フックの場合は余長10D

塀の高さ 鉄筋径 控壁無 控壁有
       
0.2 D10 0.8 0.8
0.4 D10 0.8 0.8
0.6 D10 0.8 0.8
0.8 D10 0.8 0.8
1.00 D10 0.8 0.8
1.2 D10 0.8 0.8
1.4 D10 0.4 0.8
1.6 D10 0.4 0.4
1.8 D10 0.4 0.4
2.0 D10 0.4
2.2 D10 0.4

控壁

控壁-建築基準法施行令

間隔 3.4m以下
突出量 高さの1/5以上
対象 高さ1.2m以下を除く

塀の高さ 控壁の間隔 控壁の必要突出量 鉄筋
0.2
0.4
0.6
0.8
1.00
1.2
1.4 3.4 0.28 9
1.6 3.4 0.32 9
1.8 3.4 0.36 9
2.0 3.4 0.4 9
2.2 3.4 0.44 9

控壁-建築学会基準

塀の高さ 控壁の間隔 控壁の必要突出量 鉄筋
0.2
0.4
0.6
0.8
1.00
1.2
1.4 3.4 0.28 9
1.6 3.4 0.32 9
1.8 3.4 0.36 9
2.0 3.4 0.4 9
2.2 3.4 0.44 9

建築基準法施工令 全文

第六十二条の六

1 コンクリートブロックは、その目地塗面の全部にモルタルが行きわたるように組積し、鉄筋を入れた空胴部及び縦目地に接する空胴部は、モルタル又はコンクリートで埋めなければならない。
2 補強コンクリートブロック造の耐力壁、門又はへいの縦筋は、コンクリートブロックの空胴部内で継いではならない。ただし、溶接接合その他これと同等以上の強度を有する接合方法による場合においては、この限りでない。
(帳壁)
第六十二条の七 補強コンクリートブロック造の帳壁は、鉄筋で、木造及び組積造(補強コンクリートブロック造を除く。)以外の構造耐力上主要な部分に緊結しなければならない。
(塀)

第六十二条の八 (へい)


補強コンクリートブロック造の塀は、次の各号(高さ一・二メートル以下の塀にあっては、第五号及び第七号を除く。)に定めるところによらなければならない。ただし、国土交通大臣が定める基準に従った構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。

1 高さは、二・二メートル以下とすること。
2 壁の厚さは、十五センチメートル(高さ二メートル以下の塀にあっては、十センチメートル)以上とすること。
3 壁頂及び基礎には横に、壁の端部及び隅角部には縦に、それぞれ径九ミリメートル以上の鉄筋を配置すること。
4 壁内には、径九ミリメートル以上の鉄筋を縦横に八十センチメートル以下の間隔で配置すること。
5 長さ三・四メートル以下ごとに、径九ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの五分の一以上突出したものを設けること。
6 第三号及び第四号の規定により配置する鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げて、縦筋にあっては壁頂及び基礎の横筋に、横筋にあってはこれらの縦筋に、それぞれかぎ掛けして定着すること。ただし、縦筋をその径の四十倍以上基礎に定着させる場合にあっては、縦筋の末端は、基礎の横筋にかぎ掛けしないことができる。
7 基礎の丈は、三十五センチメートル以上とし、根入れの深さは三十センチメートル以上とすること。

建築基準法施工令

当社補足内容
モルタル(目地・充填)第62条の6コンクリートブロックは、その目地塗面の全部にモルタルが行きわたるように組積し、鉄筋を入れた空洞部及び縦目地に接する空洞部は、モルタル又はコンクリートで埋めなければならない。
重ね継ぎ手の禁止2補強コンクリートブロック造の耐力壁、門又はへいの縦筋は、コンクリートブロックの空洞部内で継いではならない。ただし、溶接接合その他これと同等以上の強度を有する接合方法による場合においては、この限りでない。
ブロック塀の決まり第62条の8補強コンクリートブロック造の塀は、次の各号(高さ1.2m以下の塀にあつては、第5号及び第7号を除く。)に定めるところによらなければならない。ただし、国土交通大臣が定める基準に従つた構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。
塀の高さ高さは、2.2m以下とすること
塀の厚さ壁の厚さは、15cm(高さ2m以下の塀にあつては、10cm)以上とすること。
塀端部の鉄筋壁頂及び基礎には横に、壁の端部及び隅角部には縦に、それぞれ径9mm以上の鉄筋を配置すること。
塀内部の鉄筋壁内には、径9mm以上の鉄筋を縦横に80cm以下の間隔で配置すること。
控え壁長さ3.4m以下ごとに、径9mm以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの5分の1以上突出した
ものを設けること。
鉄筋の末端処理第3号及び第4号の規定により配置する鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げて、縦筋にあつては壁頂及び基礎の横筋に、横筋にあつてはこれらの縦筋に、それぞれかぎ掛けして定着すること。
ただし、縦筋をその径の40倍以上基礎に定着させる場合にあつては、縦筋の末端は、基礎の横筋にかぎ掛けしないことができる。
基礎の規模基礎の丈は、35cm以上とし、根入れの深さは30cm以上とすること。

出典 e-Gov
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=325CO0000000338_20180401_429CO0000000156&openerCode=1#507

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