年内の成立を目指して全国各地の自治体で地震時のブロック塀対策の補正予算が組まれる。

232億円の文部科学省補正予算を活用して安全な学校づくりが行われていきます。

全国の自治体で地震に備えたブロック塀対策が続けられる

愛媛県 ブロック塀点検で87施設に対策が必要
富士市 私立幼稚園のブロック塀撤去のため補助金2630万円計上
横浜市 12.51億円のブロック塀対策費、509校中59校に問題

小松のりあき 横浜市議 タウンニュースhttps://www.townnews.co.jp/0117/2018/11/29/459029.html

コメント 大阪地震でのブロック塀被害のあとすぐに動かれたようです。「団長と副団長(小松のりあき氏)の私らが同日夕刻に市長と教育長に対し、横浜市内の公共施設のブロック塀など構造物の倒壊や損壊が予測される施設への必要な対策をすぐに講じるよう『近畿地方での大規模地震発生を踏まえた緊急要望』を提出しました。」横浜市建築局では公共施設のブロック塀点検を実施すると言うことですが、高槻市でブロック塀の耐震診断ではブロック塀の健全性を評価することができないとされたレポートとの整合性をどうとって行くのかが今後の課題をなるのではないでしょうか。

高知市 小中学校の防災機能強化事業費に9億3000万円とする

コメント 高知市は南海トラフ対策もしているためか、市の規模の割りに大きな予算を組んだのではないかと思います。


 

静岡市 小中学校のブロック塀撤去に2億7900万円。高さ80センチ(4段以上)の物を撤去。危険不適合は既に9月補正で対応済み

コメント 災害対策に熱心な静岡だからなのか、他の市町村ではようやくこれからという、不適合ブロック塀の撤去は既に終わっているようです。これからは適合ブロック塀でも高さの高い物は撤去すると言うことのようです。

1点気になったのが今回の国からの交付金はエアコンと抱き合わせの予算ですが、本年度のみの扱いのようです。と、なると公共施設のブロック塀対策は来年度予算から本格化するのかもしれません。


 

倉敷市 豪雨災害も含め85億7500万円の5次補正予算。合計430億円

コメント 一度災害が起きると巨大な予算が必要となることを実感します。早期の災害復旧をお祈りします。


 

  • 東京都 空調・ブロック塀対策を柱とする総額92億円(うち9.1億円がブロック塀対策)の予算案を審議

    • コメント

      流石東京都、と言うべきでしょうか。予算案に非常にわかりやすく補助率などが載っていました。
      http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/yosan/3012hoseiyosanan.pdf

ブロック塀対策

区市町村立・私立小中学校 4億円・5億円 合計9億円

補助率
【8万円/mまで】 国1/3、都1/6、区市町村1/2
【10万円/mまで】 都1/2、区市町村1/2
【21.2万円/mまで】都10/10(木塀設置の場合)

実施期間 平成31年度まで

民間所有(補助金を交付する区市町村に対して、独自補助実施)

補助率等
【(撤去等)2.6万円/mまで】国1/2、都1/4、区市町村1/4
【(新設)2.4万円/mまで】 国1/2、都1/4、区市町村1/4
【(新設)14.6万円/mまで】 都10/10(木塀設置の場合)

実施期間 平成35年度まで


 全国町村会議で安倍総理が「子供たちの命を守るブロック塀の安全対策」に再び触れる。