コンクリートライセンス機構

コンクリートライセンス機構を設立したきっかけ

コンクリートライセンス機構

私(代表取締役 池永征司)は2018年4月まで大分のコンクリート製品メーカーを営んでいました。
戦後の復興期から道路をはじめとするインフラ作りにコンクリート製品メーカーは多大な貢献をして来ました。しかしながら従来、年末、年度末の代名詞だった工事渋滞は鳴りを潜めてしまいました。その代わりに全国津々浦々まで道路は作られ河川の氾濫を防ぐためにがっちりと護岸が出来上がりました。

まだまだインフラを作る必然性はありますが、だれがどう見ても戦後復興期、高度成長期と比較して圧倒的な公共インフラが出来上がったことは間違いありません。つまり道路、河川の整備とともに生業をしてきたコンクリート製品メーカーの必要性も相対的に下がってきたということでもあります。

3代目として会社を継ぎ毎年減っていく需要を見、何かをする必要性を感じました。前述した道路、河川整備のほかにコンクリート製品メーカーの出番があります。それは宅地造成です。
経営をしていた会社は運よく宅地造成に強い製品(L型擁壁、側溝)を持っており、大分県内需要の半分近くを供給させてもらっていました。そこで気が付いたのが宅地の上に立つ家です。
家には必ず基礎があります。コンクリート製品メーカーは現場で作られるコンクリートの構造物を工場製にしたいという本能があります。そこで、日本でほぼ唯一といってよいクイックベースというプレキャスト住宅基礎の導入を行いました。
クイックベースは非常に良い製品でありますが、ほぼすべてがオーダーメイドでなおかつ設計、製造に手間がかかるコンクリートメーカー泣かせの製品でした。それでも土木向けのコンクリート製品の未来はないと思い、採算割れを覚悟(実際利益を出すことは困難でした)で建築分野へ身を置くことを続けました。

そのような中、何度も施工前に「地盤補強するからちょっとまってて」と言われ地盤補強というものを住宅でするのだ、ということを知りました。地盤補強の主流は現地の土とセメントミルクを混ぜ合わせる「柱状改良工法」というものです。これはコンクリートの砂利と砂を土に置き換えただけでまごうことなき現場打コンクリートです。

現場打コンクリートをみれば工場で作りたくなるのはコンクリートメーカーの性です。そこでクイックベースと同じようにコンクリート杭のライセンスを購入できないか探ってみましたが、残念ながらその道はうまくいきませんでした。売ってもらえなかったということですね。

こうなれば自社開発しかありません。杭そのものの製造は簡単に思えたたので先行メーカーの真似をしてみようと思いましたが、非常に複雑な製法(プレストレストコンクリート)であるため、テスト用の設備だけでも非常に高額なものとなり、改めて自分でじっくり考え開発を行いました。
開発の経緯に関しては今後じっくりお話ししますので割愛しますが、その道は本当に困難でした。

開発に伴ってコンセプトをいくつか考えていました。
・どこのコンクリートメーカーでも作れる簡単な製法にすること
・簡易な設備でできるようにしローコストに製造できること
・新規開発では心配する人が多いだろうから、可能な限り第三者機関の認証を得ること。

これは自社だけでは全国に普及させることができないことが、わかっていたためと全国で先行きが分からないコンクリートメーカーの跡取りの皆さんと一緒に新しい道を作っていければいいな、と思ったからです。
もちろん多額の開発費用が掛かるため、それを回収するためでもあります。

この全国の皆さんと一緒にやっていくための器が株式会社コンクリートライセンス機構というわけです。

様々な事情により、私は以前経営していた会社の役員を退きました。
コンクリートライセンス機構を経営することにより、10年間コンクリートメーカーの経営者としてストックしてきた様々な製品、技術、アイディアを広く全国の皆様に使っていけるよう誠心誠意経営を行っていきたいと思っています。

家のねっこは見れば見るほど、我ながらよくできた製品です。もちろん特許もとっていますし、商標もとりました。第三者機関のお墨付きもいただきました。
また、家のねっこの開発途上で「土のねっこ」「塀のねっこ」という兄弟も生まれ、住宅向けのコンクリート製品がパッケージとして準備することができました。

これは次世代を担うコンクリートメーカーの経営者はもとより、国民の皆様に必ずお役に立てるであろうと思っています。

今後ブログ、Webで情報発信を続けていきますので、ゆっくりとみていただけると大変うれしいです。ぜひ今後ともよろしくお願いします。